組織評価AAA「ネドレム」
まぶしい・・・
目を閉じていても明るさを瞼に感じ
ゆっくりと目を開く
そこは仕事が終わって帰ろうとしていた
ワンルームだった。
「お目覚めかいな?」
つい最近聞いたことのある関西弁が
僕の顔を覗き込みながら話しかけてくる。
「あんたは誰だ?」
こてこての関西弁を使うやつは50/50で
悪者だということは、世界変換前の世界で見てきた
あらゆるアニメで学んでいる。
「なんや?その態度は?まずは、ありがとうござい
ます。やろ!
それか、僕の家まで運んでくれたんですか?や!」
その僕の家をなぜ知っているかという、大問題は置いておいて
今はとりあえず感謝の言葉を渡しておこう。
「ありがとうございます。」
「今、とりあえず言うとこって感じで言うたやろ?・・・まぁええわ
色々と聞きたいことが有るやろうけど、細かい話は他のメンバーにさすとして
大事な2つだけ教えたる。」
「・・・はい」
他のメンバーということはこいつは組織に所属した
超能力者と、考えて良い
気が抜けてきて気づいたが体中が痛い
時計の針は21時を指している、あれから3時間か
まだまだ体が痛い、体を休めたいが今の状況と大事な話が2つ
その情報の為に我慢する
「俺ら、組織評価AAAの「ネドレム」は、この町が狙われとる情報を
手に入れ、それを阻止して町を守る為に来たんや
それは無事達成出来たし残りのメンバーが残党狩りに出かけとる。
それともうひとつがな
・・・お前を無事にうちの事務所に連れていく、それが今回の俺らのミッション
ちゅーわけや」
なるほど全然理解ができない
それと僕を「無事」に連れていく方のミッションが失敗している。